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志和浩司/フォトグラファー、フォトリポーター

アリスインプロジェクト 名古屋で感動感激の初公演!

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2010年の誕生以来、東京で毎月のように女性アイドルによるガールズ演劇を上演し注目を集めてきたアリスインプロジェクトが、6月11日~15日にかけて初の名古屋公演を、うりんこ劇場(名古屋市名東区八前1-112)で開催。出演アイドルも演出も稽古もオール名古屋だ。

公演実現のきっかけは、2013年、アリスインプロジェクトの公演に名古屋のアイドルが出演、多くのファンが東京に駆けつけたこと。同年5月公演「チェンジング★ホテル」、続いて7月公演「戦国降臨ガールズ」にOS☆Uの伴かなみが初登場。それぞれ1~2ヵ月、名古屋でのスケジュールをあけて東京に滞在し稽古に臨んだ。慣れない東京での一人暮らし、初舞台という高いハードル、厳しい稽古。さまざまな試練を乗り越え、演じきった。それらの公演の都度、「もし名古屋でアリスインの公演が出来たら…」という声が、ファンやキャスト、スタッフの間から上がった。そして約1年の準備期間を経て、その願いが、やっと形になったのだ。

演目は、2011年に上演されて大好評を博したアリスイン初期の名作「アリスインクロノパラドックス」の2014年版。廃部寸前の中学校の弱小演劇部を舞台に、未来からやって来た謎の少女と生徒たちが繰り広げるタイムパラドックス(時間旅行で発生する矛盾)を中心としたハラハラドキドキの学園SFストーリー。

主演には、エイベックスのアイドルユニット・NAGOYA Chubuの河合彩華。そしてOS☆Uの伴かなみ。ASH Dreamの熊田花。ほかWキャストも含め、THE SPUNKY、お掃除ユニット名古屋CLEAR’S、CAMOUFLAGE、ゆり姫パラレルと、そうそうたる名古屋のアイドルグループからフレッシュなメンバーが集まった。

やるからには、ワークショップや初顔合わせから本番までオール名古屋で…ということで、名古屋を拠点に活躍中の新進気鋭の劇団、演劇組織KIMYOの宮谷達也が演出を担当。他にも演技指導など、同劇団のメンバーがガッチリ、アイドルたちの舞台をサポートした。これが初舞台というアイドルも少なくない中、猛稽古は約2ヵ月に及んだ。

初舞台にして初主演の河合は「名古屋のアイドルの元気さ、フレッシュさを見せたい。稽古場も仲がいいので、仲の良さをアピールし、絶対成功させたいです」と、やる気みなぎるコメント。物語の鍵を握る、未来から来た少女カケルを演じる伴は「アリスインの公演に出演するのは4回目ですが、初めて名古屋で出来て嬉しい。素敵なキャストと、作品をつくりたい」と、初の名古屋公演に笑顔満面。過去、舞台経験もある熊田は「名古屋の演劇界を盛り上げる作品にしたいと思っています。ぜひ楽しんでください」と、目を輝かせていた。

OS☆Uのキャプテン、清里千聖は「初舞台。出演が決まった時から嬉しい。同じ名古屋のアイドル同士、プライベートでも仲良くなれました。にぎやかな、名古屋っぽいところを見せたい」。ゆり姫パラレルの神崎は「初舞台で緊張していますが、全力で頑張ります!」。アリスイン2度目の出演となるOS☆U高橋は「前回とはまったく違う役どころですが、しっかり演じ切りたい。何回も観て欲しいです」。OS☆U所属でグラドルとしても活躍中の森咲は「名古屋のアイドルがいっぱい。出演者も、スタッフも、いろんな人の気持ちがつまった舞台です。笑顔で演じたい」。THE SPUNKYの優妃は「いろんなアイドルの皆さんと楽しく稽古出来ました。一生懸命、稽古でやってきたことを出したい」。お掃除ユニット名古屋CLEAR’Sの小島果帆は「稽古は楽しく、時には厳しく、頑張ってきました。成果を発揮したい」。また、”役者枠”として先生役で出演する元アイドル、ほしあいめみは「制作チーム含め、みんなの思いがつまった作品。私たちらしく、やり切りたい」。呉竹みつは「私はアイドルではありませんが、出るからには絶対、爪あとを残したい」。

また、この日はダブルキャストの月組・星組のうち月組の公演が行われたが、OS☆Uの八角瑛子は「稽古をするたび、毎回いろんなシーンで泣きそうになります。観ている人に感動と、月組良かったよ、と言われるように頑張ります」とコメント。名古屋CLEAR’SのRYOは「2ヵ月みんなと一緒にやってきて、初めてだったけど、みんなとすごく仲良くなれました。稽古を最初にやった時よりすごく良くなったと思う。すごく緊張していますが、稽古の成果を発揮できるよう頑張ります!」。OS☆Uの成瀬未佳は「星組には負けたくないし、シングルキャストに比べて公演する数は少ないですが、いい演技をしたい。仲良くやりたいです」。ゆり姫パラレルの中田梓は「私はOS☆Uのメンバー(荒木美穂)とダブルキャストで、互いに刺激し合って稽古してきました。みぽぽ(荒木)に負けないよう頑張ります」。OS☆Uの大野咲貴は「不安もありましたが、自分を持ってやりたい。笑いあり、うるっとくるところあり、いろんな魅力があるので楽しんでください」。

約2ヵ月、アイドルたちを率いて舞台を形にした演出の宮谷は「ようやく幕を開けました。8年ぐらい小演劇を続けてきましたが、大変刺激的な体験でした。アイドルには、たくさんの表情があって…表情がいっぱいあって、真剣なまなざしも見ることが出来、いい芝居にしたいとつくり上げました。ぜひ、楽しんでいただきたいと思います」と胸を張った。

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